妊娠がわかるまで

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早めに検査を!

赤ちゃんが欲しくてやっとその兆しが見えてきた方にとって、それはそれは本当にドキドキする毎日です。
でも、なんだかよく分からないけれど、生理が来ないと思っていた方にとってはまさに青天の霹靂でしょう。

いづれにせよ妊娠の可能性があって生理が遅れている場合は、妊娠検査薬もしくは産婦人科へ行って検査をしてみるべきです。
次の生理予定日から4週間の間に、赤ちゃんの体は、中枢神経、心臓、手足、目、歯という器官が形成されます。
妊娠に気付きにくいこの時期が、赤ちゃんが最も薬の影響を受けやすい時期でもあります。

もし妊娠検査薬で陽性が出たら、産婦人科へ行き、診断と今後の生活の注意を受けてください。
それから、妊娠関連の雑誌も一つぐらい購入すると良いですね。
妊娠に必要な知識がどの雑誌にも分かりやすくまとめてありますよ。

また、妊娠週数のカウントは独特です。
妊娠と分かった時点で、すでに妊娠3週目とカウントされます。
これも雑誌や産婦人科で解説されると思います。

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妊娠が分かったら/妊娠初期(妊娠4カ月まで)

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つわりについて

ご懐妊おめでとうございます。

妊娠だ!と喜んでいらっしゃる方、戸惑っていらっしゃる方さまざまだと思います。
でもそうこうしているうちに、体調の変化を大なり小なり感じられるようになります。
自分の意志とは関係なく、身体が妊娠マシーンへと勝手に変化しているのです。
それはとても不思議なことで、とてもドラマチックです。
この変化を起こさせているものが、妊娠ホルモンと言われるホルモン群です。
妊娠ホルモンには様々な種類があるようで、その時その場に応じたものが脳の視床下部や卵巣などから分泌されます。

その妊娠ホルモン群の中に、つわりの原因だろうと言われている、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンがあります。
hCGが多く分泌される期間は妊娠4週目ぐらいから、妊娠15週ぐらいまでです。
身体がhCGに早く慣れてしまう人、いつまでたっても慣れない人、最初から何も感じない人と感じ方は様々です。
つわりが軽く済んだり、早く終わったり出産まで続いたり、つわりがなかったりします。

つわりは気持ちの持ちようで・・・とか言われますが、つわりのひどかった管理人から言わせていただければ・・・体質です。
気持ちの持ちようで何とかなるのは、ほんのわずかの割合で、つわりが軽い人は軽いし、重い人は重いのです。
2人目、3人目は違うと言われたりもしますが、管理人は一緒でした。3人ともつわりのひどかった2ヵ月間は記憶が飛んでしまっています。ほとんど死人状態でした。(苦笑)

つわりがあるかどうか軽いか重いかは、妊娠してみなければ分かりません。
妊娠マシーンとなった自分の身体は、妊娠していない自分とは別物だと思った方がいいかもしれません。
つわりが重い方は、マニュアル通り、食べられる物を食べ寝られるときに寝て、とにかくなんとか乗り切ってください。
でも、自分ではどうにもならないときは、遠慮せず産婦人科に駆け込んでください。つわりを少しばかり軽くする医療行為はいろいろあります。

赤ちゃんが元気に育っているんだと思って、頑張って!

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仕事をどうするか

妊娠しても妊娠8カ月ぐらいまで仕事を続ける女性の方は多いです。
産前休暇を取れる会社でも妊娠8カ月からしか取れないところが多いです。

でも、妊娠すると週単位、月単位で体調がどんどん変化します。
つわりの重い方は、昨日は大丈夫だったけど今日は辛いとか、なかなか身体が思うように動けないことが多くなります。

そうしたとき、好意的に対応してもらえる会社ならいいですが、そうでない場合、休職もしくは辞めるという選択肢を考えざるをえなくなります。
休職にしても辞職にしても、生活費に直接影響してきます。
失業手当や出産手当、育児休職手当など、今後入ってくるお金を確認しておきましょう。

女性は、妊娠・出産・育児で人生の岐路に立たされます。
男性だって同じと考えてはいけません。妊娠・出産は女性だけのものですが、育児についても圧倒的な割合で女性の肩に圧し掛かってきます。
子供は父性よりも母性を求めますから。

妊娠・出産は期間が決まっていますが、育児は長い。育児と仕事の両立は、本当に大変と管理人も実感しております。
でも徐々に自分の時間もできてきます。
もしかしたらあの時仕事を辞めていなければ、と後悔することもあるかもしれません。

お金のこと、自分の今後の人生のこと、生まれてくる子供のこと、いろいろ考えて今後の選択をしていってください。

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親になること

そんなに大層なことではありません。

赤ちゃんが産まれてから考えればいいことです。
赤ちゃんが0歳なら、お母さんも0歳です。
子供と一緒に親になっていけばいいことです。

でも、これだけははっきりと言えます。自分の子は文句なしに可愛い!

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つわりが落ち着いたら/妊娠中期(妊娠5カ月から7カ月)

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妊娠ライフを楽しんで

つわりで辛かった方も、軽かった方も、妊娠中期になればお腹の赤ちゃんもひとまず安心、つわりもひどい時に比べれば随分おさまっていることでしょう。

マタニティ服を選んだり、ベビー用品を見たり、旅行に行ったり。
マタニティビクスや、母親教室なんかにも参加されることでしょう。

初めての妊婦さんは、旦那様と二人だけの生活を存分に楽しんでくださいね。

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赤ちゃんグッズの準備

妊娠後期になると、産婦人科からも出産を意識するように言われます。
入院の準備も、妊娠8カ月に入ったら用意しておくように勧められます。

出産後の準備は今のうちに揃えておきましょう。
管理人が必要と思ったリストを作ってみました。参考にしてみてください。

ちなみに、揃えるアイテムは各家庭の生活スタイルによって変わります。
管理人の家は、2階建て一軒家、1階はLDK、食卓・ソファあり、2階に和室の寝室です。

出産後の必須赤ちゃんアイテム
アイテム おすすめ度 管理人の感想
赤ちゃん布団 可愛いものがたくさんあって迷ってしまいますが、あまりお勧めはできません。
1万円ぐらいで買える安いものは、冬布団でも薄く、冬は寒くて赤ちゃんは耐えられません。
夜は結局大人の布団で添い寝してしまいます。
薄い掛け布団はお昼寝用で使えますが、敷布団はかさばるし、ベビーベッドのない管理人宅では敷き場所に困り、結局しまいこんでしまって、普段は長座布団を愛用していました。
寝返りをしだすと、起きているときは布団から転がって寝ていないので、キルティングのマットの上に寝かせていました。
買わなくてもなんとかなっていくと思います。
ハイローチェア☆☆☆ 椅子で生活している方にはお勧めです。居間などで、ベビーベッドの代わりになります。
生まれて間もない頃にはフルフラットにして寝かせ、大きくなれば食事用の椅子として使えます。
ゆりかご機能もほとんどが付いています。
ただし物が大きいので、ある程度の部屋の広さが必要です。
新品は3万ぐらいしますが、リサイクルショップに2000円から7000円ぐらいで奇麗なのが売ってます。
チャイルドシート☆☆☆ 首が据わるまではフルフラットになるものや取り外しできるベビーキャリーがいいと思います。
新生児から4歳まで使えるとうたっている物もありますが、ふにゃふにゃの新生児をのせるとくしゃっと赤ちゃんが折れ曲がってなんか苦しそうに見えます。
せめて首が据わってからそういうチャイルドシートは使った方がいいと思います。
管理人はベビーキャリーを愛用していました。買い物も赤ちゃんをベビーキャリーに乗せたまま、買い物カートに乗っけてました。
ベビーベッド ベッドで寝る方には必要かもしれませんが、管理人は常に添い寝だったので必要なかったです。
使える期間は多分短い・・・。そのうちベビーベッドに入るのを嫌がり出して、自分で出ようとしたりしたら結構危険です。
物が大きいだけに使わなくなった後が大変です。おすすめはしません。
ベビーバス 必要ないです。どうせ大人と一緒にお風呂に入れちゃいます。
洗うときは、膝の上に置いて洗いますし・・・。
どうしても必要なら、プラスチックの衣装ケースの引き出しを使えば十分です。
赤ちゃん用爪切り・綿棒・ベビーパウダー☆☆☆ 必需品です。いろいろ使えます。ベビーパウダーはジョンソン・エンド・ジョンソンのを使っています。
安くておすすめ。あせもにおむつかぶれに使えます。
因みに、管理人はベビークリーム、ベビーローション、ベビー石鹸、ベビーシャンプーはDHCのを使っています。(子供は肌が乾燥しやすいので、大人用のボディソープだと肌がカピカピになります)
ガーゼのハンカチ・よだれかけ・肌着☆☆☆ 赤ちゃんは吐いてみたり、よだれを垂らしてみたり、よく汗もかきます。
今はセットで売っているものもあるみたい。ハンカチは10枚ぐらい、肌着も短いのと長いのそれぞれ5枚ずつぐらいはあるといいですね。
どうせすぐ大きくなって半年もすれば使えなくなりますが、最初は寝てるだけなので、家にいるときはこれだけでいいぐらい。
よだれかけも、5枚ぐらいは用意するといいでしょう。
チョッキ・ひざかけ又はアフガン☆☆☆ 夏以外は1枚あると重宝します。チョッキはひもで縛るタイプのもの。
ひざかけ・アフガンは風呂敷大の肌触りのいいものを。アフガンというだけで値段が高かったりするので、ひざかけで代用できます。
お昼寝時とか出掛けるときにくるんでとか、重宝します。
おむつ・おしりふき☆☆ おむつは退院後すぐ必要になりますが、サイズが分からない。管理人の友人で、新生児用を用意していたのに、生まれた赤ちゃんが意外に大きくて、おしりに入らなかったと言っていました。
生まれるまで待って、入院中に旦那様に買いに行ってもらうといいでしょう。
因みに、管理人のお気に入りの紙おむつは、メリーズとマミーポコです。
メリーズ、パンパースは肌の弱い赤ちゃんにおすすめです。
おむつ入れ☆☆☆ 出産して帰宅したら、すぐに必要になります。
だんだん使用済みのおむつも臭くなってくるので、外に置ける蓋付きのものを用意しましょう。
最低10Lぐらいの容量は必要かなと思います。
退院時のベビーオール・靴下☆☆☆ どんなものでもいいので、あった方がいいです。生まれて初めての外出です。形式にこだわらず、可愛いものを選んであげたいですね。
靴下に関しては、夏は必要ないですが、冬はあった方がいいような気がします。
ただ、生後6か月ぐらいまではどうせはいても脱げてしまうので、数は多く必要ないです。3個セットなんかを買っておけばいいでしょう。
ベビーオールに足先までくっついてしまっているものもありますが、冬のコート用は別にして、普段着るベビーオールに靴下がくっついているものは体温調節がしにくいので、無い方がいいです。結構冬でも足裏に汗かいてますよ。

※今はまだいいけど、もうしばらく経つと必要になってくるグッズを、1歳までのところに書いてます。参考にしてください。

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体重管理について

妊娠中期から後期にかけては、どうしても体重が増えてしまいます。
体が赤ちゃんを育てるために勝手に余分なお肉を蓄えて、有事(?)のときに備えようとするためでしょうか。

体重のことをとても厳しく言われる病院もありますが、管理人の経験では10kgから15kgまではしょうがないような気がします。
でも体重が増えると、いろいろな所に支障が出てくるのは確かです。
まず物理的に膝に負荷がかかりすぎる。
妊娠中毒症になりやすくなる。
産道にお肉が付きすぎて、出産の際に邪魔になる。
産後、体重を戻すのが大変かも・・・。などなど。

妊娠中の体調は不安定です。今は良くても後期になって食べられなくなったり、変わらず食欲満点だったり。
体重については仕方ないと思いながら、あまり気にせずに過ごしてくださいね。
気にしすぎはストレスになるので、赤ちゃんによくないです。
産後、授乳、断乳(卒乳)を経て、体重、体型は戻っていきます。

おおらかに体重管理はしてくださいね。

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体のスキンケアについて

どんどん大きくなるお腹に、皮膚が伸びきれなくなると、裂けてすいかの皮のように縦に白い線(妊娠線)が何本もできます。
管理人はおなかがそれほど前に出なかったので大丈夫でしたが、今のうちからおなか周り、太ももの周りに乳液やクリームなどを、お風呂上がりのときなどに塗っておきましょう。

妊娠線ができやすい人、できにくい人の差は大きいですが、乳液やクリームを使うことで、少しは効果が期待できるんじゃないかと思います。

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妊娠後期(妊娠8カ月から10カ月)

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母親教室に参加しましょう

ますますお腹は膨らんで、階段の上り下り、車の運転、歩くことなどの日常生活をするのも大変になってきます。
皆さんの動作は知らないうちに普段よりもゆっくりになり、顔つきも優しくなるので、そばからみている人は皆さんのことを幸せの象徴のようにまぶしく見ていることでしょう。

でも当の本人はそれどころではありません。
腰が痛い、疲れやすい、集中できない、貧血、肌が乾燥する、咳がおさまらないなど、いろいろな症状が出てきます。
お医者さんに行っても、出産するまでは仕方ないねで終わってしまいます。
でも、出産してしまうと本当に何もなかったかのように治ってしまうので、今を何とかやり過ごすしかないんですよね。
赤ちゃんに会えるのを指折り数えて頑張って耐えて!

この時期には、どの産院でも妊娠後期の人向けに母親教室を行っています。
これはぜひ参加してくださいね。
内容は、入院時の持ち物、陣痛が来た時どうするか、破水したらどうするか、出産時の赤ちゃんの様子、出産のときのいきみ方などです。
出産のいきみ方など、初めてでは聞いたってなかなかできるものでもありませんが、知識として知っているのと知らないのとでは全く違います。
出産という大事業に向けて、少し心構えを持って知識を仕入れておきましょう。

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入院のための荷造り

どの産院でも言われると思いますが、妊娠後期に入ると、いつ赤ちゃんが生まれてきてもいいように、お母さんの体が徐々に変化していきます。
具体的には産道周りの筋肉、関節が緩んでくるようです。
管理人の場合は、股関節、恥骨が緩んできて、歩くとひずむ感じで痛くてしょうがなかったです。
同じように産道も緩んできます。
何かの拍子に破水してしまって即入院になったり、陣痛が始まって25分で出産してしまったとかという話もあります。

とにかく、妊娠後期は何が起こるか分からない不安定さがあるので、いざという時慌てないためにも、8か月に入ったらぜひ早めに入院のための荷造りをしておいてください。
持ち物は各産院で教えてくれると思います。
また、陣痛が始まったらどうするか、出産後の入院の間の旦那さんの生活なども打ち合わせしておきましょう。

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出産

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陣痛がきたら

まずは産院へ連絡します。
陣痛が10分間隔になったらとか言われますが、一番大事なところは子宮口が本格的に開いてきたかどうかです。
それを陣痛の間隔で判断するのはなかなか難しい。
「痛いんですけど」と産院に行っても、内診で「まだまだですね」と言われてまた家に帰されることも多いです。
管理人の場合は、不定期の陣痛(子宮口は2cmぐらいしか開いてない、陣痛と陣痛の間は余裕で笑っていられる)から5分間隔になると一気に子宮口が開き、30分ぐらいで生まれてしまう感じです。
痛みの感じ方も人それぞれだし、妊娠経過によっても違うので(早産の危険性と言われた方は、子宮口がすでに開きかけていることが多いです)、説明が難しいところですが、管理人の場合は笑っていられない状態になったらすぐ来てくださいと産院に言われました。

まずは産院へ連絡、そして家の方にも連絡します。
産院へ行く方法は、家の方に送ってもらうか、タクシーなどが望ましいです。
状況にもよりますが、陣痛が来て運転などしてられない状態になっては危なくて仕方ないです。

産院へ着いたら慣れたスタッフの方が、着替えも荷物も上手に誘導してくれます。お任せしましょう。

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破水したら

尿ではない、何か温かいものが出てきたら破水です。
出方はいろいろみたいですが、自分の意志では止められません。
そうしたら、すぐに産院へ連絡して、入院の支度をして産院へ行ってください。
母体も赤ちゃんも感染症を防ぐために、産院で処置をしてもらう必要がありますし、陣痛がなくてもすぐに陣痛が始まって出産になります。
入院の用意をして、下着にはおむつか大きいナプキンを当て、用心のため腰回りにバスタオルを巻いて産院へ向かいましょう。

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出産

まさに出産します、という段階では、上はひざ丈ぐらいまである長めのパジャマ、下は何も(下着も)履いていない状態で、上からタオルか何かをかけてもらっているのかな。
おなか周りには、赤ちゃんの心拍を聞くための装置がベルトで付けられます。
”どっくんどっくん”と部屋に鳴り響くので、赤ちゃんが生まれてくるまで、ずっと赤ちゃんの心臓の音を聞いてます。

お腹が痛くて仕方ないので、下半身はお医者さんや助産師さん、看護士さんにされるままです。
細い管のようなもので尿を吸引してもらったり、ハサミで会陰(えいん)を切られたり、下半身は大変なことになっています。

管理人の夫は、陣痛が来るたびに、げんこつで管理人の肛門のあたりを押させられていました。「もっと強く押して!」とか怒られながら。
そうすると、いきみたくなるのが少しおさまるんです。
子宮口が開ききっていないのにいきんでしまうと、赤ちゃんが出てくるあたりの皮膚やお肉が破れたりして、あとの傷の治りが遅くなるので、子宮口が全開(直径10cmと言われてます)するまでは、いきむのを我慢しなくてはなりません。

また、お母さんがいきむ時(これが最後の正念場です)は息を止めなくてはいけません。でもそうすると当然赤ちゃんにも酸素が回りません(赤ちゃんは、お腹から出てくるまではへその緒から酸素をもらっています。お母さんが息を止めると、へその緒からの酸素もストップします。)。
ですので、めったやたらにいきむと赤ちゃんも苦しくなってしまいます。
助産師さんやお医者さんがかけてくれる掛け声に合わせていきみましょう。

赤ちゃんの頭が出てくる時なんて、もう本当に本当に痛いけど(自分の骨と、赤ちゃんの頭がい骨がギシギシ擦れる感じ)、ここが出産のクライマックスになります。ゴールは目前!

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出産したら

赤ちゃんは生まれおちると、すぐに「ふぎゃ〜」と泣き出します。
不思議ですよね。今まで肺で呼吸などしたことのない子が、生まれると同時に肺で呼吸して声を出すんです。

すると、看護士さんがすぐにお母さんの胸に赤ちゃんを乗せてくれます。
看護士さんが赤ちゃんの体についている血液をふき取ってくれますが、体中白い脂肪分でぺとぺと。
あまりきれいとは言えないけど、でもとても温かいです。
とても不思議で、でも管理人の場合は、本当に自分が生まれてからこれまでにこんなに幸福な気持ちになったことがあるだろうかと思うぐらい、幸せな満ち足りた気持ちでした。

さて、お母さんが赤ちゃんを抱っこしている間、感覚がほとんどマヒしている下半身は、こうこうとライトを照らされて、お医者さんと看護士さんにのぞきこまれながら、要らなくなった胎盤を押しだされたり、切られた会陰を縫われたり、これまた大変なことになっています。

一通り出産後の処置が済むと、約2時間ぐらいは横になって休んでくださいと言われます。
よくわからないけれど、体力の消耗だけでなく、ホルモンの変化や出産時の多量の出血によって貧血を起こしたりしやすいみたい。
赤ちゃんはベビーベッドに寝かせて隣に置いてくれたり、新生児室に連れて行ってくれたり、お母さんの希望に沿って対処してくれます。
休んだ後は、看護士さんに言われるがまま、トイレへ行っておしっこをして、入院する部屋へ移動しましょう。

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出産後から退院まで

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入院生活

入院生活の目的は、お母さんの体の回復、お医者さんによる赤ちゃんの成長度合いや健康度の確認、お母さんが赤ちゃんとの生活に慣れる手助けをしてもらうこと、の3つです。

管理人が出産した産院は、産後2日目ぐらいから母子同室になりました。
でも、お母さんがもう少しゆっくり休みたいと言えば、新生児室で預かってくれて、ミルクも飲ませてくれます。
お母さんはこの時しか休めないので、甘えたい方は思い切り甘えておきましょう。
その時その時で対応してもらえます。

食事は3食プラスおやつ、上げ膳据え膳でいただけます。
管理人の産院では、入院最後の日の夕食は尾頭付きの鯛なども乗ってる「祝い膳」を旦那さんの分も作ってもらえました。

入院中は、基本的に外には出られません。毎日パジャマだけで過ごしてます。
退院時に必要なお金、服(赤ちゃんの服も)、赤ちゃんが生まれたら必要になる役所関連の申請書類(戸籍関連、乳幼児医療証など)は全部旦那さんにやってもらいました。

上のお子さんがいる方は、病室でいっしょに寝泊まりすることもできます。
託児室なども完備しているところも多いので、まだお子さんが小さければなんとか一日退屈せずに過ごすこともできます。
でもお子さんの分の食事は作ってもらえないことが多いので、お母さん分の食事を分け合って食べるか、旦那さんに買ってきてもらうかすることになります。

入院中は、お母さんも赤ちゃんも毎日検温してお医者さんに診察してもらいます。
退院直前には、産婦人科医ではなく、生まれたての小児専門のお医者さんに赤ちゃんを診てもらいます。
それ以外に、助産師さんによるおっぱい指導やおっぱいマッサージ、赤ちゃんの沐浴の仕方を教えてもらったり、粉ミルクメーカーの栄養士の方からの栄養についての説明があったり、産院によっては記録ビデオを撮ってくれたり、お母さん同士の交流会を企画してくれたりと、こまごまと雑用もあります。
これがなかなか、出産して痛いおしも、筋肉痛、張りすぎて痛い胸を抱えてのお母さんにはしんどい・・・。
でも、産院のスタッフの方もよく心得ているので、体調が良い時に予定を調整してくれると思います。

基本的に入院中にお母さんがする仕事は、赤ちゃんのお世話だけです。おむつ替え、おっぱいまたはミルクやり、着替え、ぐらいでしょうか。
生まれたての赤ちゃんは結構眠るので、意外に時間は余りますが、赤ちゃんが夜と昼の区別がつかないので、夜も関係なくぶりぶり起きたりします。
赤ちゃんが眠っているときは、できればお母さんも眠れるといいです。
管理人の場合は、昼間は看護士さんや助産師さんが結構出入りするので、気になってあまりゆっくり眠っていられなかった・・・。(出産後の急激なホルモン変化のためかもしれません)

生まれたての赤ちゃんは、理由がわからないけどよく泣きます。
なぜこの子は泣いているのかとか考えても分かりません。おっぱいとおむつ替えをしたら、まあまあと付き合ってあげてください。
そのうち母子ともに眠っちゃってます。

退院したらいろいろと家事もしなくてはならないのでゆっくりしてられないので、入院中は二人で眠っちゃって幸せぐらいの気持ちで悠々と構えてられるようにできるといいです。
だって、今までは赤ちゃんはお腹の中でいつ眠ってるかも起きてるかもわからなかったんですから。
肌を触れ合って、いっしょに眠れるなんて感無量じゃないですか?

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おっぱい

出産した次の日か、その次の日にはおっぱいが張ってきます。
赤ちゃんが生まれたと同時に、体が勝手に妊娠マシンから子育てマシンへ変身して(要はホルモンが劇的に変化するのです)、胸の乳腺におっぱいをたくさん作りだすのです。
でも出産後すぐは、赤ちゃんもおっぱいをうまく飲めないし、お母さんの乳首もうまくおっぱいを外に出せないので、乳腺がぱんぱんに張って、痛くてしょうがないのです。
それを、助産師さんに「おっぱいマッサージ」してもらって乳頭のつまりを解消し、溜まっているお乳を外に絞り出してもらうことで、胸の張りを解消してもらうのですが、これが涙が出るほど痛い・・・。
でもこれをしてもらわないともっと痛い。
とにかく入院中は出産から始まって痛いことの連続です。

最近は母乳育児のために、母乳だけ与えてミルクをぎりぎりまで全く与えないという産院もあります。
赤ちゃんの体重を計りながら、医師の判断で赤ちゃんが耐えられるぎりぎり(体重が生まれたときの10%以上減るまでだったかな)まで待つみたい。
管理人は母乳育児とかにこだわりはないですが、よく出るほうなので子供たちは3人とも母乳だけでした。
特に夜の授乳などは、添い寝とおっぱいで、管理人も半分眠りながら授乳していたので、あまり苦にならなかった・・・。(すみません楽してて・・・)

でも、おっぱいの出が悪い方もたくさんいて、見ていて大変そうでした。退院後も何度も助産師さんのカウンセリングやマッサージに通ったりして・・・。
でもそれで悩むのはかえって逆効果じゃないかなと管理人は思います。
それがストレスになって、余計におっぱいの出も悪くなりそう。育児は辛いし、おっぱいは出ないし、せっかくの貴重な子育ての体験も苦しみだけで終わってしまうのはもったいないです。
ミルクもいいものがどんどん出てきているので、母乳はあきらめてミルクにしてしまったほうがいいんじゃないかなと管理人は考えます。
できるだけ自分が楽できるようにしていってくださいね。

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退院

病院での生活に慣れ、看護士さんや助産師さんと顔なじみになった頃に退院になります。
退院の日は、初産の方は通常7日目(産んだ日から6泊した次の日)、経産婦(初めてのお産じゃない人)の方は6日目(産んだ日から5泊した次の日)になります。
帝王切開になると、10日間ぐらい入院になるみたい。

陣痛が夕方から始まり、産院へ行ってようやく赤ちゃんが生まれた時間が夜12時を過ぎていると、その陣痛で苦しんだ夜中は1泊にはカウントされません。
でも、夜12時前に生まれてしまうと、その夜は1泊目となります。

退院の前日、および当日は赤ちゃんの沐浴の仕方、母子ともにお医者さんの最終問診などがあり、最後にお会計をして、退院の運びとなります。
退院当日の服は、母子ともに旦那さんかおうちの方に持ってきてもらっておいてください。
チェックアウトはだいたい10時か11時ぐらいにしました。
旦那さんかおうちの方に迎えに来てもらうのがベストですが、無理ならタクシーなどで帰りましょう。
公共交通機関はしんどいのでやめましょうね。

自家用車を使う場合は、チャイルドシートを忘れず取り付けておきましょう。
新生児から4歳児までOKとなっているフルフラットにならないチャイルドシートがありますが、実際に赤ちゃんを乗せてみると、首も背中もふにゃふにゃの赤ちゃんにはちょっと酷なような気がします。
管理人は、上の子二人は最初の3か月間(首が座るまで)だけ、フルフラットになるチャイルドシートを借りました。
3人目のときは、持ち運びができる取ってのついたチャイルドシートを友人からもらって使いました。
安いものは中古で2000円位で売ってます。
高いものだと、そのままベビーカーに取り付けられるものなんかもあって、よく外出するお母さんには便利だと思います。
でも、赤ちゃんを乗せて持ち上げたり運んだりするのは結構重いので、よく考えて選んでくださいね。
首が据わる頃には、体重も生まれたときの倍になり、このチャイルドシートには収まらなくなるので、最初の3か月ぐらいしか使いません。その後は、よくあるチャイルドシートをまた購入する必要があります。

私の赤ちゃん、さあ初めてのあなたの自宅へ、ようこそ!

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